池の中のかえる

かえるなりに、いろいろ考えてます

蔵人をやめた本当の理由 その3

その2のつづきですいよいよ最終話

Hがいなくなり、ほっとしていたのもつかの間、
杜氏さんをはじめ、他の蔵人や社員が、
私のために、なんでそこまでする必要があると思っていたのもあからさまでした。

私がどれほど傷つき、苦しんでいたかもしらない人達からの冷たい態度に、
どれほど傷ついたことか・・・。
知らなかったから仕方なかったといってしまえばそれだけです。

でも、社長があの時救ってくれなかったら?
恩人のS氏やH氏がいなかったら?
親身になって心配してくれる蔵人さんの存在がなかったら?
・・・・私は、ひとり苦しみながら蔵の中で自らの命を絶っていたかもしれません。

そうなっていたとしても、果たして
「知らなかったから仕方なかった」で人の命は済まされたでしょうか・・・。

蔵人でも仕事以外では出入りが少ない分析室で、実行しかけたことがありました。
ところが、ひょっこりと一番信頼していた蔵人さんがあわられたのです。
「何しとるー?終わりやぞー」って。
普段は用もないのにくることはないのに、
まるで私の様子がおかしいのをどこかでみていたかのようで、本当にびっくりしました。

勘のするどい方でしたから、何か感じたのかもしれませんし、
偶然やったのかもしれませんし、真実はわかりません。
でも、その方のお陰で、自殺は未遂で済みました。

なんとか造りの仕事をやりとげたものの、私のココロとカラダは傷だらけ。
Hと同じ社員として会社にいることは無理だと判断した社長から、
退社勧告を受け、6年間のサラリーマン生活を終えました。
Hを解雇することができないから、という理由からです。

社長なりに、会社を守ることや会社の将来を考えた結果です。
なぜ、Hではなく私を解雇しなければならなかったのか?
当時は、納得がいかずHや社長を本気で恨みました。
私の夢を奪い、人生を狂わされ、責任をとれとも思いました。

でも今ようやく、社長も思い悩んだ結果だということも分かるようになりました。
どうしてもHを解雇できない理由があったから。
それがまさに、Hが「悪人」であるというまぎれもない証拠となりました。

もしもあの時、私ではなくHを解雇していたら?
会社に対して、社長に対して、私に対して、
Hが何をするか分からないという予測のつかない大きな危険性があったから。
それを一番理解していたのは、社長自身だったからです。


心療内科のT先生からの指導で、社長やHには一切関わらないこと、ということもあり、
退社してから今に至るまで、
Hがどうなっているのか、社長が何を考えているのか、
ということは全く知りませんし、周囲もそれを承知し話もしません。

私は別にHに仕返しするとか、苦しめるために記事を書いたわけではありません。
そう感じた方もいるでしょうし、結果的にそうなるかもしれません。
今更過去をむしかえしたい訳でもありません。
逆に、この記事をみた誰かが、私に何かしかねないとも限りませんし・・・。

私が言いたいことは、真実はひとつしかないということです。
悪いものは悪い。
人の信頼を裏切り、平気で人を傷つけ、自分のエゴで生きていることが許せないだけ。

尊敬すべき方たちが命をかけて築き上げた信頼や、
「満寿泉」を愛してくださる大切な方がたの思いを、
一人のこころないものによって、汚されることが何よりも許せない。

誰よりも「満寿泉」を愛しているからこそ、真実を伝えたい、それだけなのです。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

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