池の中のかえる

かえるなりに、いろいろ考えてます

初心にかえってみたよ☆

実は、蔵人復帰の話が来る前に、これからどうしようかな・・・と、
なんとなく迷っていたときに、
ふっと蔵人時代にうけた取材の記事やらを思い出し、読みかえしていました。

おもしろいことに、一生懸命頑張っていた時の自分が他人のように見え、
こいつ、えらいよなーなんて自分に関心したりして・・・
いや、ほんとそう思うくらい、今の私はゆるゆるなんで

その中に、珍しく私が自分の言葉で書いたものが出てきて・・・
「若者へのメッセージ」 平成17年発行 発行者・富山経済同友会
冒頭には、
『このメッセージ集は、富山県経済同友会 雇用問題委員会が、
働くことについて悩んでいる若いみなさんのためにとりまとめたものです。
原稿は、富山経済同友会の会員企業を中心に働く若者から、
同世代の仲間への応援メッセージをとしてお寄せいただきました。

この冊子がフリーターやニートをはじめとする悩み多き若いみなさんに、
少しでも勇気を与え、希望を感じてもらえるものになればと思います。』


というわけで、その1ページを依頼されて書いたときのものです。
まさか、自分が過去の自分に勇気を与えられるとは思いもしてませんでしたけど
wakamono.jpg
ま、こんな感じでした。
ためしに、原稿のデータを発見したのでコピーしてみます。意外に長いです

当時、本当に仕事が楽しくて仕方なかった頃です。
これを読んだ現社長からは、
「優等生な文章やねえ、文字数多くない?この写真はいいよね。」
と少し小ばかにされた気がして、くやしかったものです。

でも、今読んでみると確かにそうかなと思うけど、
私なりに会社のイメージを大切にしつつ、自分の思いもしっかりこめた、
いい文章やなと思います。また自画自賛
(中学時代に、主張作文の学校代表選考に選ばれたのを思い出しました。
代表にはならんかったけど、私のガラじゃないし良かったのだ。)
以下記事内容です

 私は現在、「満寿泉」という日本酒を造る蔵人として働いています。
当蔵では、これまで秋になると農村地域から蔵人達がやってきて酒造りをし、
春になると酒造りを終え、郷里に帰るというスタイルで、お酒造りを行ってきました。
そんな中、当社にとっては初の試みで、私は社員蔵人、しかも女性の蔵人として入社し、
季節労働者の人々と共に、酒造りをしています。
私以外の蔵人は、もちろん全員男性。
酒造りは、力仕事が主であり、筋肉隆々の強そうな人ばかりです。
もともと酒造りの現場は、女人禁制の場所。
最初は、「女性である自分がこんな所で働いても大丈夫なんだろうか」と、とても心配になりました。
 私が蔵人として働くことを選んだ理由は、お酒が大好きだったからです。
大量生産ではなく、蔵人達が丹精こめて造りあげた酒の味に驚き、
「日本酒ってこんなにおいいしものだったのか」と感激しました。
また、学生時代は生き物相手の研究をしていたこともあり、
同じ生き物相手の酒造りの技術にとても興味をもちました。
しかし、酒造りをする蔵人が高齢化し、後継者が少なくなっていると知り、
大好きな日本酒を守らなければならない、それなら自分で造ればいいのではないか、と考えました。やるからには、蔵人のトップである「杜氏」になり、
いつかうまい酒を自分で造りたいと思い、この世界に飛び込みました。
 実際の酒造りの仕事は、女性の私も男性と同様に力仕事の毎日です。
造りの期間の半年間は休みがほとんどなく、
蔵人は揃って三食を共にし、共同生活をします。
朝は六時から仕事をし、冬場も寒さと闘いながら、毎日お酒を仕込むという同じ仕事の繰り返し。
友達と遊びに行ったり、飲みに行ったりする暇など到底ありません。
さらに、一緒に仕事をするのは、祖父や父のような年頃の方も多く、
周囲の人からは、「大変な仕事ですね。嫌になりませんか?」と、言われることもしばしばです。
 確かに、体力的にも精神的にも、きついことがたくさんあります。
しかし、自分で仕込んだ酒が、元気に発酵し、酒を産みだす様は、
とても神秘的であり、いとおしく感じられます。
そのような日常の中で、大変ながらも、蔵人皆が「いい酒になるように」と、
力と思いを合わせて一生懸命お酒造りをすることは、
私にとって、とても楽しく、うれしいことです。
また、そのように心をこめて造ったお酒が、製品にする人、販売する人と、
数々の人に支えられ、お客様のもとに届き、
たくさんの人に「おいしい」と飲んでもらえることが、一番の喜びです。
その喜びがあるからこそ、大変な仕事も乗り越えられ、
もっともっと頑張ろうという気持ちも湧いてきます。
 そんな私も、蔵人になり3年目になりました。
最初は全くの素人で、その上、女性であるということで、まさにマイナスからのスタートでしたが、
「男性に負けるか」と、必死で頑張ってきました。
その頑張りが伝わったのか、「こんな小娘に何ができるやら」と思っていた蔵人さん達にも、
多くの面で助けてもらいながら、今では冗談を言いながら仲良く仕事をしています。
少しずつですが、私も様々な仕事を任せてもらえるようになり、
大変なこともありますが、少しは蔵人として認めてもらえるようになったかな、
また一歩杜氏の道に近づいたかな、と思うとうれしくなります。
 杜氏になるためには、まだまだ学ぶべきことは多いですし、
男性でもそう簡単になれるものではありません。
女性が酒造りをするための環境にも、未だに問題は多くあります。
しかし、男性に負けないくらいのやる気と、
女性であることのハンディを乗り越えることで、不可能ではないと信じています。
いつか必ず杜氏になり、たくさんの人を感動させ、
幸せにできるようないい酒を造れるようになるのが私の夢です。

富山経済同友会の意図は、思わぬところでちゃんと成果をあげてくれました
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テーマ:日々のできごと - ジャンル:ライフ

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